福島県北食品衛生協会は、平成9年3月、福島・保原・二本松の3保健所の統合に伴い、それぞれに活動していた3食品衛生協会が合併し設立されました。現在、県北保健福祉事務所内、福島市保健所内の2か所に事務所を設置し、各種事業を行っております。
私は、令和4年5月25日に開催されました通常総会において、新会長に就任いたしました。食品衛生思想の普及啓発を行い、公衆衛生の向上と県民の健康増進に寄与するという協会活動の推進に努めて参ります。
　
　さて、食品等事業者の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染状況が予断を許さない中、感染防止対策の実施と社会経済活動の両立に、日々ご尽力されていることと存じます。
当協会の根幹事業である食品衛生指導員活動や各種講習会の開催についても、様々な制約を受けての推進となりますが、保健所等関係行政、公益社団法人日本食品衛生協会、公益社団法人福島県食品衛生協会の指導や連携を得て、「食の安心・安全の確保」という社会的責務を果たし、消費者の期待に応えるべく事業展開を図って参ります。

　食品業界を取り巻く状況としましては、昨年6月より完全施行となりましたHACCPに沿った衛生管理の制度化の定着、依然として後を絶たない食中毒、異物混入等の食品事故等、様々な課題がございます。当協会といたしましては、より一層、会員の皆様はじめ食品等事業者の衛生管理・品質管理の取組を支援すべく事業を推進して参りますので、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年9月1日
福島県北食品衛生協会　会長　丹野　善一